【2022最新】Javaでできること4選！今からでも学習しよう！

Javaは様々な用途に使われる、非常に需要の高いプログラミング言語で、習得することで年収増加・キャリアアップに繋がります。本記事では、Javaを利用して実装できるものや、Javaでの実装が難しいこと、適していないことについてご説明します。

Javaとは？

Javaは非常に有名なプログラミング言語ではありますが、その詳細については適切に理解できていない人もいるはずです。まずは、Javaとはどのようなプログラミング言語であるのか理解していきましょう。

Javaの概要

Javaは世界中で利用されているプログラミング言語で、それらの中でも特に利用頻度が高いものです。また、IT企業大手のGoogleが積極的に利用しているプログラミング言語でもあり、世界のデファクトスタンダードともいえます。

これほどまでにJavaが利用されている背景には「実行環境が多岐にわたる」「下位互換性が高い」などの理由があります。

まず、Javaは一般的な個人で利用するパソコンだけではなく、サーバや工業機器などで実行可能です。また、小規模なコンピューターや家電製品などでも実行できます。このように実行環境を選ばないため「Javaで開発しておくと汎用性が高い」との観点からJavaが選択されます。

また、実行環境が多岐にわたるため、Javaでは幅広いプログラムの実装が可能です。詳細については後ほどご説明しますが、他のプログラミング言語と比較してできることが多いと考えられます。できることが多いため、利用される機会が増えるという循環が続いているのです。

なお、Javaと似たプログラミング言語として「JavaScript」が存在します。これは似て非なるものであるため、その点は誤認しないようにしましょう。

Javaは時代遅れ？

Javaは古くから利用されているプログラミング言語であるため「今更Javaなど時代遅れではないか」と考える人がいるかもしれません。しかし、Javaは現在でも現役のプログラミング言語であり、全くもって時代遅れのプログラミング言語ではないのです。

現在、Javaがあまりトレンドに上がってこない理由は、ある程度成熟したプログラミング言語だからだと考えられます。現在でもプログラミング言語としてバージョンアップなどは続いていますが、極端に新しい使い方や機能が開発されているわけではありません。そのため、どうしても目新しさとしては欠けてしまうのです。

しかし、Javaで開発されたプログラムは現時点で数多くあり、これらのカスタマイズにJavaが活用されています。また、新しいシステム開発にもJavaが活用されるケースが多々あり、地味かもしれませんが需要の高いプログラミング言語です。

Javaでできること4選

具体的にJavaでどのようなものが開発できるのかご説明します。

基幹システムの開発

基幹システムのような大規模なシステム開発にJavaが利用されます。例えば、大規模な基幹システムを開発する「SAP」ではJavaを利用したプログラム開発が行われています。

基幹システムの開発にJavaが利用される理由は、Javaの信頼性の高さだと考えられます。Javaはプログラミング言語の中でも強い型付けを重要視しているため、動作の過程で誤ったデータが入る可能性がほぼありません。このような信頼性の高さが、基幹システムにJavaを利用する背景にあるのです。

また、Javaは様々な環境で同じような動作が期待できるプログラミング言語です。動作を担保しやすい観点でも、基幹システムに適したプログラミング言語だといえます。

Webアプリケーション開発

Webアプリケーションの開発にもJavaが利用されています。Webアプリケーション開発はWeb系のプログラミング言語が利用される傾向にありますが、Javaが利用されるケースも多々あるのです。

Javaは事前にコンパイルするプログラミング言語であるため、複雑な処理でも速度を保ちやすい特徴があります。スクリプト言語では時間がかかるような処理でも、Javaにすれば高速ができる可能性があるのです。

また、Javaはエンジニアの数が多いため、Webアプリケーション開発にアサインできる人が多いという特徴もあります。基本的なJavaのスキルがあればWebアプリケーションが開発できるため、積極的に利用されているのです。

Androidアプリ開発

JavaはAndroidアプリの開発に利用されます。AndroidアプリにJavaが採用されたことで、Javaのエンジニアが一気に増えたほどです。

Androidアプリに利用されるJavaは一般的なJavaとは少々異なります。根本的な部分は一般的なJavaと変わりませんが、Androidアプリとして実装するためにユーザーインターフェースなどを理解しておかなければなりません。

ただ、Androidアプリを開発する場合は、Androidアプリ向けのフレームワークを利用するケースが大半です。それらを利用すれば、ネイティブのJavaで開発するよりもスムーズに開発できます。

電化製品向け組み込み開発

電化製品を制御する組込みシステムにJavaが利用されます。電化製品の大半にはプログラムが含まれていて、これらの一部はJavaで実装されているのです。

組込みシステムの開発に利用される理由は、Javaはさまざまなプラットフォームで動作するからです。パソコンやスマートフォンだけではなく、電化製品のようなものでも動作させられるため、古くからJavaが活用されています。

Javaでできないこと、不得意なこと

Javaは便利なプログラミング言語ではありますが、できないことや不得意なことがないか気になる人は多いでしょう。続いてはできることだけではなく、できないことについてもご説明します。

実現できないことはほぼ無い

Javaは非常に汎用的なプログラミング言語であるため、できないことはほぼありません。何かしらシステム的に思い描いていることがあれば、それはJavaプログラミングによって実現できます。プログラミング言語の制約が影響して実装できないことはほぼありません。

また、様々なフレームワークやライブラリが存在しているため、これらの活用でスムーズな実装が可能です。Javaで実装できる多くのプログラムでは、何かしらのライブラリやフレームワークが存在するため、これらを活用することで、短時間で実装できます。

ただ、実装できないものはほぼありませんが、効率よく実装できるかどうかは別の話です。時にはJava以外のプログラミング言語を積極的に選択した方が良いでしょう。

人工知能の実装はPythonが中心

人工知能の実装にJavaが利用されるケースがありますが、Javaでの実装はトレンドではありません。トレンドとなっているのはPythonでの実装で、何かしら理由がある場合にJavaが利用されます。

皆さんの中には「Javaで実装できるならばJavaを選択すれば良い」と考える人がいるかもしれません。しかし、あくまでもJavaでの実装に対応しているだけであり、効率の良い選択とは言い切れないのです。

また、人工知能の実装に利用できるフレームワークやライブラリの種類は、JavaよりもPythonの方が豊富です。実装のしやすさという観点ではPythonの方が優れているため、Javaが得意としない分野といってよいでしょう。

Web系開発は別言語が利用されることも

JavaはWeb系の開発に利用されますが、Web系開発には別の言語が利用されるケースも多々あります。例えばPHPやPythonはWeb系プログラミング言語の代表格で、これらを利用してWebサイトやWebアプリケーションを開発するのです。

ただ、JavaとWeb系プログラミング言語は、根本的なプログラミング言語の性質が異なります。Javaはコンパイルしてから実行するプログラミング言語であるのに対して、PHPやPythonは事前にコンパイルしないスクリプト言語です。プログラミング言語が実行される仕組みが異なり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

そのため、Web系の言語が利用されることが多いですが、Javaとそれ以外のメリット・デメリットを理解することが重要です。Javaが得意としない分野ではありませんが、適切に使い分けないと動作が重くなるなどのトラブルを引き起こしてしまいます。

Javaを学習するとキャリア、年収UPする？

ここまではJavaでどのようなことが実装可能であり、どのようなことが苦手なのかご説明しました。続いてはそのようなJavaの特性を踏まえ、Javaを習得しておくとどのようなキャリアを歩めるのかご説明します。

Javaの学習で安定したキャリアを獲得

ご説明したとおり、Javaは非常に幅広い開発に利用できます。Javaで実装できないものは無いといっても過言ではないくらいです。

そのため、Javaを習得しておくとプログラマーとして長く活躍できます。非常に幅広い分野で利用されているプログラミング言語であり、これからも長く利用されると考えられる言語です。簡単に廃れることはないと思われるため、一度習得しておくとプログラマー人生の最後まで武器にできるでしょう。

また、Javaは下位互換性の高いプログラミング言語であるため、現在習得したスキルが無駄になりません。部分的には非推奨になることがありますが、一度習得したスキルはそのまま活用できるのです。

需要が高くスキルの習得で年収アップに期待

需要が高くエンジニアを確保したいと考える企業が多いことから、Javaエンジニアの単価は高い傾向にあります。Javaを習得しておいて案件を獲得できれば年収アップも期待できるでしょう。

ただ、案件数の多いプログラミング言語でもあるため、初心者向けの案件も含まれています。そのような案件はJavaといえども単価が低いため、ある程度は単価の高い案件を受注するスキルが必要です。ただ単にJavaを習得するだけでは、高単価な案件を受注して活躍できない可能性があります。

なお、Java以外でもプログラマーとして活躍していれば、その経験を活かせる環境でもあります。Javaを習得しつつ他のプログラミング言語でまずは稼ぎ、そこからJavaエンジニアに転身するのも良いでしょう。

下位互換性は高いがスキルアップが重要

Javaは下位互換性の高いプログラミング言語であるため、基本を習得しているとその知識でプログラミングが可能です。今までに習得してきたスキルが無駄になる可能性は殆どないと考えられます。

ただ、今までのスキルだけではなく新しいスキルが必要となることは間違いありません。古いスキルだけでは新しいスキルが求められる案件に参画できず、仕事の幅が狭まったり単価が下がったりしてしまう可能性があるのです。そのため、昔のスキルも重要ではあるものの、スキルアップして最新のスキルを習得しなければなりません。

Javaのように下位互換性が高いプログラミング言語を扱っていると、スキルアップがおろそかになりがちです。しかし、それではJavaの良さを活かせないため、スキルアップにも力を入れておきましょう。

まとめ

Javaで実装できることとできないことについてご説明しました。基本的には様々な実装ができるため、Javaで実装できないことはないと考えて良いぐらいです。

上記で説明したように非常に万能なプログラミング言語であるため、Javaを扱う案件は数多く存在します。案件数が多く単価の高い案件も多いことから、Javaを扱えるようになると年収アップが期待できるぐらいです。

ただ、Javaの案件には単価の低いものも存在します。単価の高い案件を受注するためには、Javaのスキルを高めつつプログラマーとして経験を積んでおかなければなりません。